国内最高峰フットサル Fリーグゴレイロの身長と体重のまとめ2019

◆ゴレイロの高身長は、一流選手として最低条件か?

フットサルのゴレイロにとって気になる、身長。

特に、周りの誰よりも上手くなってやりたいゴレイロや、
U15やU18など、育成年代のゴレイロや、
そのご父母の方、コーチにとっては、
ゴレイロの身長は気になることもあるのではないでしょうか?

ですが、今日ここにまとめる通り、
フットサルの守護神、ゴレイロに高い身長は最低条件ではありません。
(あえて、言い切ります。)

Fリーグの有名なゴレイロと言って、
誰もが思い浮かべるであろう一人は、
現在の日本代表でもあるピレス・イゴール選手ではないでしょうか。
彼は、言わずもがな高身長です。

また、フットサルのゴレイロでプロになりたい選手にとっても、
どうしてもサッカーのゴールキーパーのイメージや先入観が頭に残ってしまうようです。
サッカーのゴールキーパーは、高身長は最低条件とも言えるものです。

しかし、フットサルのゴレイロは、全員が高身長ではありません。
身長が高い方が有利ではありますが、
身長が高いとは言えないゴレイロでも、
それを他の方法で補って、
自分の魅力を作り、堂々と戦っています。

さて、前置きはここまでにして、
2019年1月現在での、Fリーグのゴレイロたちの身長と体重を見てみましょう。

◆Fリーグのゴレイロの身長と体重のまとめ
(2019年1月現在)


DIVISION 1

チーム名 選手名 身長(cm) 体重(kg)
エスポラーダ北海道 三浦 拓 174 74
エスポラーダ北海道 鶴岡 広之 176 75
エスポラーダ北海道 和田 陽輝 188 85
ヴォスクオーレ仙台 鈴木 紳一朗 178 82
ヴォスクオーレ仙台 阿部 寛大 170 67
ヴォスクオーレ仙台 税田 拓基 173 70
バルドラール浦安 揚石 創 174 68
バルドラール浦安 藤原 潤 180 80
バルドラール浦安 福重 勝徳 171 65
フウガドールすみだ 大黒 章太郎 168 72
フウガドールすみだ 矢澤 大夢 185 75
フウガドールすみだ 岸 将太 162 62
立川府中アスレティックFC 田中 俊則 178 84
立川府中アスレティックFC 飛騨 龍典 174 73
立川府中アスレティックFC クロモト 175 75
ペスカドーラ町田 ピレス イゴール 187 89
ペスカドーラ町田 小野寺 優介 173 78
ペスカドーラ町田 藤原 幸紀 168 63
湘南ベルマーレ 上原 拓也 170 74
湘南ベルマーレ フィウーザ 185 86
アグレミーナ浜松 石黒 紘久 179 72
アグレミーナ浜松 岡島 工 173 66
アグレミーナ浜松 小石峯 成彦 175 71
名古屋オーシャンズ 篠田 龍馬 171 66
名古屋オーシャンズ 関口 優志 176 71
名古屋オーシャンズ 高見 政顕 172 72
シュライカー大阪 柿原 聡一朗 177 79
シュライカー大阪 檜山 昇吾 183 79
シュライカー大阪 澤野 亮太 169 75
バサジィ大分 マルセロ 177 81
バサジィ大分 尾関 潤 172 62
バサジィ大分 岩永 汰紀 163 65
Fリーグ選抜 坂 桂輔 177 73
Fリーグ選抜 山田 正剛 177 69

 

DIVISION 2

チーム名 選手名 身長(cm) 体重(kg)
トルエーラ柏 高橋 剛士 176 68
トルエーラ柏 半田 淳一 171 75
トルエーラ柏 小島 義瑛 180 70
Y.S.C.C.横浜 鈴木 陽太 182 80
Y.S.C.C.横浜 山口 諒 172 65
ボアルース長野 小山 智仁 175 70
ボアルース長野 山本 佳輝 174 72
ヴィンセドール白山 大野 克 174 72
ヴィンセドール白山 音地 孝亮 163 65
ヴィンセドール白山 冨田 祐耶 185 84
デウソン神戸 川崎 貴生 173 82
デウソン神戸 合屋 晃 168 62
広島エフ・ドゥ 吉村 和大 177 70
広島エフ・ドゥ 半田 貴裕 162 66
広島エフ・ドゥ 千歳 吾朗 166 69
広島エフ・ドゥ 宮本 拓 158 58
広島エフ・ドゥ 稗田 真大 188 73
ポルセイド浜田 中田 貴大 169 65
ポルセイド浜田 横川 将大 173 72
ポルセイド浜田 赤羽 雅人 176 67
ポルセイド浜田 川内 康幹 169 60
ボルクバレッド北九州 中村 恭輔 177 79
ボルクバレッド北九州 村山 竜三 185 80
ボルクバレッド北九州 川島 大輝 180 73
ボルクバレッド北九州 山根 純平 182 100

 

◆ゴレイロの平均身長は174.7cmしかなかった!

なんと、調べてみて私自身驚いたのですが、
ここまでの選手を平均すると、
プロのゴレイロの平均身長は174.7cmという結果になります。

2018年の日本人(24歳の場合)の平均身長は173.0cm。
スポーツをしていない一般人とも、ほとんど変わりません。
しかも、170cm以下のプロのゴレイロも14人もいます。

サッカーのゴールキーパーは、
190cm以上必要と言われている*中、
2019年1月現在、
フットサルのプロリーグのゴレイロの平均身長は174.7cmという結果になりました。
*元サッカー日本代表監督ハリルホジッチ氏の発言や、世界ランキング上位のゴールキーパーは190cmを超える選手が大半であり、180cm前半の選手はほぼいない。

 

◆なぜ、フットサルのゴレイロに身長が不要か?

↑あえて、“不要”とまとめると語弊がありますが・・・


サッカーとフットサルのゴールのサイズを考えてみましょう。

サッカーのゴールの大きさは、
横幅7.32m×高さ2.44mです。

一方、フットサルのゴールの大きさ(ポストの内側まで)は、
横幅3m×高さ2mです。

また、フットサルでは、ゴール前のハイボールでの駆け引きはかなり少なく
更に、フットサルは至近距離からのシュートが多いので、
ゴール前では、ゴレイロの高さより、ポジショニングが重要となるシーンが多すぎるのです。

他にも理由は多くありますが、
フットサルのゴレイロにとって、
身長は大問題とはならないと言えます。

◆安心してはいけない、身長差

 

さて、ここまで安心させておいて・・ですが、笑
プロのフットサルのゴレイロにとって、
身長は気にならないものなのでしょうか?

答えはNOです。

身長が高いことは、間違いなく有利な条件の1つです。
背が高いゴレイロがゴール前にいるという、心理的な迫力も違いますよね。
その為、ライバルとの身長差は、誰もが、
(特に、より身長が低いゴレイロにとっては)気になるのです。

しかし、どうして彼らはプロになる事ができ、
更には、レギュラーを勝ち取れたのでしょうか?

ゴレイロには、身長の他に、
身体能力、ブロックの能力、反射神経、
キックの精度、スローの安定感、
知識、判断力、経験、メンタル、信頼感など、
様々な力が必要とされます。

そして、その総合力で、プロになり、レギュラー争いをしています。
そういった意味では、
ゴレイロの身長ばかりを気にする選手自身、監督やチームは二流とも言えるかもしれません。

身長は、総合力の内の、たった1つでしかありません。
ですが、身長がより低いゴレイロにとっては、
その不利な条件を跳ね返すほど、
頭を使い、ライバルの2倍も3倍も努力をしているのです。

その事を忘れなければ、身長の低いゴレイロとは言え、
一流選手になれるチャンスが訪れるのだと考えられます。