前回の「サッカーのゴールキーパー出身によくある失敗(ブロッキング編3)」の続きです。
今回は、やっとブロッキング編が終わり、足でのセービング編です。
● 下隅へのシュートへは、足で対処する!
サッカーのゴールキーパーでは、
脇の下にシュートを打たれた時や、
股の下にシュートを打たれた時に使っていたようなセービング方法です。
が・・・!
やはり、違いがあります。
下は下でも、下の“隅”を狙われた時、サッカーのゴールキーパーでは、
基本的には手でボールを止めにいきました。
足で止めに行くと、かなり怒られますよね!(笑)
フットサルのゴレイロでは、
下隅に飛んでくるボールの多くは、足で反応します。
● プレー動画を見てみましょう。
今週は、フットサルスペインリーグのファインセーブ集の有名な動画を観て、
どんなセーブがあるのかを色々観てみましょう。
まだこのサイトで紹介していない動作もありますが、
順番に体系化して紹介します。
今回は特に、1本目のシュートと、0:57~のシュートへのセービングを観てください!
下隅へのボールに対して、足でセービングしています。
理想的に下隅へと足が伸びていますね!
●下隅のボールへ手でいってはいけない!?
実は、この場面、手でも大丈夫です。
この考え方には流派みたいなものがあって、
実際に、下隅のボールへも殆ど手で行くプロも稀にいます。
ですので、下隅のボールに手でいってはいけない!というのも間違いです。
正しくは、
「手で止めにいくことは間違いではないが、
足の方が速く反応できる場面が多い」ということです。
最終的には、手と足の使い分けになります。
● 下隅への対処。手足での違い!
下隅にボールが飛んできた時、
足で触ることと、手で触ることのメリットデメリットを比較してみましょう。
◯足のメリット
・ボールに近い為、反応速度が速い
・立ち上がるまでが速い
・体勢を低くしすぎずに身体を起こしておける為、上への反応が速くなる
✕足のデメリット
・足ではボールを弾き出す角度のコントロールが難しい
・キャッチできる可能性はゼロ
◯手のメリット
・精密に弾く角度をコントロールできる
・シュートが思ったより遅かった場合、キャッチできる可能性がある
✕手のデメリット
・反応速度が足よりも遅い
・寝そべってしまう為、立ち上がるのが遅い
・構える姿勢が低くなり過ぎてしまう為、上へのシュートへの反応が遅くなる
結局の所、重要なのは使い分け・・・という話なのですが、
上のメリット/デメリットの比較の通り、
展開の速いフットサル向きな選択肢は「足」なので、
咄嗟の場面で、両方の足が出るようにトレーニングしておきましょう!
また、この足でのセービングは、
身体が柔らかくないとできないですし、
身体が固い人が足でセービングしていると、怪我をするリスクがあります。
ですので、足元のストレッチは日常的にしっかりとしていきましょう!!
更に上を目指したい方へ、後日、「股割り」も紹介する予定です。
ただの苦行ですが、競技を目指す方はぜひ・・・。(笑)
(つづき) >>サッカーのゴールキーパー出身によくある失敗(ファー詰めストップ編)
(前回)<<サッカーのゴールキーパー出身によくある失敗(ブロッキング編3)
(その他)
サッカーのゴールキーパー出身によくある失敗(ゴールクリアランス編)
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サッカーのゴールキーパー出身によくある失敗(ブロッキング編2)
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